ベンチャーキャピタリストは投資家?それともギャンブラー?

ベンチャーキャピタリズムとギャンブルにはたしかに似ているところがたくさんありますが、同じものと考えるのは少し乱暴です。というのも、ベンチャーキャピタルの人たちは、「これは絶対に儲かる」と思って「投資」に臨むわけですが、いつでも最小限の損失で引き上げることも、大きな損失で引き上げることも、大きな利益で引き上げることもできるのも事実です。それは、投資先の企業の動向にかかっています。

ベンチャーキャピタルへの投資は、通常の投資とは異なることは言うまでもありませんが、そもそもベンチャーキャピタルとは何かを説明しましょう。ベンチャーキャピタル(VC)とは、投資家が中小企業や会社に対して、その企業の成長を期待して行う投資です。このようなビジネスは、長期的な成長が期待できます。投資家は企業の株を持ち、いつでも売却することができます。この方法は非常にリスクが高い反面、そのリスクの分、魅力的な報酬が得られます。新興企業や設立から2年以内のベンチャー企業にとって、ベンチャーキャピタルはますます一般的な資金調達方法になりつつあります。特に、銀行ローンやその他の負債性金融商品を利用した資金調達方法がない企業の場合、その傾向は強いでしょう。

企業が抱える主な問題は、投資家が会社の株式を取得することで、会社の意思決定に発言権を持つようになることです。多くの企業は誰にも邪魔されずに仕事をしたいと思っていますが、ベンチャーキャピタルの世界に入ると、投資家の拒否権を回避しながら仕事をする必要があります。

さて、ベンチャーキャピタルがギャンブルに似ているのか、という話です。これは簡単な話で、ある会社が大きくなるかどうかを知る確実な方法はありません。これについては、統計がヒントになります。新興企業の約90%が失敗し、ベンチャー企業の75%が失敗に終わります。非常に大きな数字ですが、怖がる必要はありません。人はさまざまな目的で会社を作りますが、その多くが失敗するのは不思議なことではありません。50%以上の企業が5年目を迎えられないのです。

ギャンブルの儲けのオッズとベンチャーキャピタルのオッズを比較してみましょう。カジノゲームの多くは、非常に高い確率で勝つことができます。例えば、クラップス(Craps)は2番目に勝率の高いゲームで、勝つ確率は半々くらいです。ルーレットも同様です。赤か黒に賭け続ければ、お金を手にする確率はほぼ半々になります。以上がギャンブルのオッズでしたが、VCのオッズはどうでしょうか?VCのオッズは先ほどご紹介したように、5年目までに成功するビジネスは50%以下です。そしてそれはビジネスであって、スタートアップではありません。スタートアップとは、スケーラブルなビジネスモデルを目指して作られた企業やプロジェクトのことです。

つまり、ビジネスを始めるよりも、ルーレットで赤に賭け続ける方が勝つ可能性が高いということです。